デイナイトケア

条件反射制御法による集中治療を受療した者、もしくは、これから受療を希望する者を対象に、低所得者向けの住居(居室)をリハビリ期間の宿舎として提供しています。利用者は「入寮者」として同じ悩みを持つ仲間たちとの共同生活をおくりながら、以下に紹介するプログラムやサポートを組み合わせ、自身の生活再建に向けて準備をしてゆくことになります。

治療(CRCT)サポート

私たちは条件反射制御法(CRCT)による入院集中治療をプログラムの基本とし、その維持ステージ(継続治療)の管理、支援を行っています。具体的には、通院・入退院の支援、維持ステージの回数管理、訪問看護による服薬管理、体調ケア、行政が提供する医療支援制度を利用するためのサポートなどがあります。

対問題行動サポート

問題行動に対する司法的な側面からの取組みとして、グループミーティングの実施、麻薬取締官や警察官、更生保護職員(保護司など)との面談機会を設けたり、外部で行われるイベントやシンポジウムへの参加をサポートしております。

就労支援プログラム

建築現場での軽作業による就労訓練をはじめ、他の就労支援事業所との連携、求職活動のサポートから独立開業を目指す者への支援まで、メビウス千葉では利用者の特技・能力、回復の度合いに応じた様々な形での支援を用意しています。また就労を目的とした各種資格取得の援助や職業訓練所への通所サポートなども行っております。将来的には自前で就労継続支援B型作業所を設立することも具体的に計画しており、今後も就労就職に向けた支援の取組みを強化してゆきます。

司法支援サポート

規制薬物、クレプトマニア(窃盗)、痴漢、盗撮など、刑事処分が科される事案に対しては医師や弁護士との綿密な連携のもと、裁判において治療が考慮された適切な処分を求めてゆくための相談・支援をおこない、刑の一部執行猶予制度の受入れ先としての支援、保釈期間を利用しての集中治療サポートなどを提供しています。

生活支援(訓練)サポート

自身の問題行動が原因で生活の基盤を失ってしまった者、日常生活や一般的な就労が困難になってしまった者、これまでの生活から離れて新しく健全な生活環境の構築を目指す者などを対象に一定期間、生活の場を提供し、食事や金銭の管理、社会復帰活動と治療継続の両立をサポートしてゆきます。また、行政による生活支援制度(生活保護や自立支援医療など)の利用が必要な者には途切れのない適切な支援を行ってゆきます。